当山は、古くは千坊山の一角にあって天台宗に属し、寺号を寿福院と称しておりました。
しかし時の住職恵海師は、浄土真宗のみ教えに帰依し、本願寺の第5代綽如上人が7年間関東・東北を巡教されるのにご一緒したのち、「松尾山 光立寺」の寺号と御内仏をいただき、御本尊として安置し、現在までお守りしてまいりました。
現住職で18代、浄土真宗本願寺派 松尾山 光立寺として開山631年(令和6年現在)を迎えます。
当山にて46年間、ご門徒や地域の皆さまにお育ていただきながら住職をさせていただいております。
小さなお子さまからご高齢の方々まで、お気軽にお寺に足を運んでいただけるよう努めてまいりました。阿弥陀如来のお心にかなう生き方をし、親鸞聖人のお心に沿い、み教えに生かされる日々をともに過ごしてまいりましょう。
大学卒業後、21年間中学校教諭を勤め、退職しました。
現在ご法務や行事、お参りの方々とのお話などを通して学ばせていただくことが多く、僧侶として勤めさせていただくことの奥深さを日々感じております。これからも初心を忘れず、皆さまとともに歩む僧侶を目指してまいります。
どなた様も親しい方がこの世の命終えられた際は、大変なお悲しみを感じておられることでしょう。ご遺族のそのような思いに寄り添い、お浄土に往かれた亡き方のお話をさせていただきながら、丁寧にご葬儀・ご法事をお勤めさせていただきます。基本的にはご門徒さまのご依頼を承りますが、多宗派を信心されておられる方の新規のご依頼もお受けいたします。遠慮なくご相談ください。
亡き方を偲ぶ場としてお墓がありますが、これから先、様々な理由でお墓を守っていくことが難しいというお声を聞くことが多くなりました。
そういった方々のために当山では20年前から納骨堂をご用意しておりましたが、第1納骨堂の空きがなくなりましたので、すぐ近くに「安穏殿」という別院を建築し、その2階に新たに納骨堂を設置いたしました。1階はご法事や会食、会議等に使っていただけるスペースとなっております。エレベーターがあり、足腰の心配な方でも2階の納骨堂にお気軽にお参りいただけます。個人用と家族用がございます。両棟とも冷暖房完備です。また、合同墓(舎利殿)もございます。
朝のお勤めが終わりご法務が始まる前の時間、まだまだ十分ではありませんが、皆様に気持ちよくお参りいただけますように毎朝境内と墓地を清掃しております。有難いことに定期的にご門徒の方々もご協力いただいております。
また、山門横、墓地入り口階段横、勝手口に向かう門周辺の三か所に花手水、季節によっては花手鉢、花手毬なども設置しております。
なお不定期にはなりますが、本堂にて、講師をお招きしてのヨガの会や繊細で神秘的な音色を奏でるクリスタルボウルの音浴会を開催しております。いずれも夜に、ほのかな明かりの中でさせていただいており、阿弥陀さまのおられる本堂という特別な空間で、皆さまの心が癒され整うひとときとなれば幸いです。
花手水や境内の様子、また各会の開催日時・募集要項などはインスタグラムでご覧いただけます。
除夜会に引き続き本堂にて午前0時より正信偈をお勤めいたします。
松尾山 光立寺が開山してから皆さまに長くお支えいただきながらその年を迎えられたことに思いをはせ、お念仏の教えが子々孫々にわたって続いていきますようにという願いを込めてお勤めいたします。
彼岸とはこちらの岸ではなく彼(か)の岸、つまりお浄土のことです。
ご先祖のご恩を偲びながら、私たちが仏法に遇うご縁をもたせていただいたことに感謝しながらお勤めいたします。
お念仏を申す人生のよろこびを明らかにしてくださった宗祖親鸞聖人のご遺徳を偲び、そのご恩への感謝の思いからお勤めされる浄土真宗門徒にとって1年でもっとも大切な法要です。
過ぎた1年をふり返り、感謝の気持ちをあらわす大晦日の法要です。
お菓子のお土産をお持ち帰りいただきます。
駐車場は建物下の道沿いに第1駐車場、第2駐車場、一番手前に第3駐車場と3箇所ございます。